





近鉄奈良駅近くに立地うる一人しゃぶしゃぶ専門店。
登大路から三条通りまでを南北に結ぶの東向商店街に立地し、多くの観光客が通りを行き交う。一方で建物は間口4m、奥行18mと細深く、アーケードの影響もあり薄暗い印象があったので、曲線の折り上げ天井と間接照明によって空間を演出をした。
しゃぶしゃぶは一人一鍋で、職人によって手作りされた特注の銅鍋で提供される。マシンでスライスされた肉をその場で提供するため、大きなオープンキッチンをU字に囲むカウンターを配置した。銅鍋と同素材の銅片を混ぜ込んだテラゾー仕上げによって、短い工期で熱にも耐える特殊な形状カウンターを実現することができた。エントランス周りには透け感のあるラタン素材を使用している。日本人にも外国人にも、厳選された食材を気軽に楽しんでほしいというクライアントの想いに応え、和とモダンフォーマルとカジュアルのバランスを意識しながらデザインした。
client: 京都トータルビジネス
constuctor: 株式会社美建
photo: 中村晃
graphic: LOVE&PEACE 安藤次朗
site: 奈良県奈良市
year: 2024
area: 80㎡